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【2月 日吉丸誕生】『絵本太閤記』

庶民から身をおこして瞬く間に天下統一を果たした豊臣秀吉。

大阪城は、秀吉が天下統一の拠点として築いた城で、満々と水を湛(たた)えた堀はまるで大河のようといわれ、五層の大天守は「三国無双」と称えられて、難攻不落を誇りました。

 

江戸時代後期の寛政9年(1796)から享和2年(1802)にかけて、豊臣秀吉の伝記物語である『絵本太閤記』が大坂で刊行されました。そこには秀吉の誕生から幼少年時代、織田信長に仕えてから重ねた数々の手柄、信長没後から天下統一までの歩み、朝鮮出兵、彼を取り巻く人間模様などが叙述されています。

 

創作や誇張をまじえた大衆向けの痛快なエピソードがふんだんに盛り込まれて、刊行直後から大評判となり、その後の日本人が秀吉に抱くイメージの形成に絶大な影響を与えました。

 

『絵本太閤記』の冒頭では、秀吉誕生をこのように語られています。

 

琵琶湖の竹生島(ちくぶしま)にこもり平和を祈る比叡山の僧のもとに天女が現れ、汝(なんじ)の家に太平の世をもたらす子を授けると告げた。還俗(げんぞく)したこの僧のひ孫にあたるのが秀吉で、母が日吉権現(ひえごんげん)に祈ったところ、日輪が懐に入る夢を見てたちまち身ごもり、天文5年(1536)の元旦に男子が生まれた。その時、空に不思議な星が現れ、地上を真昼のように照らした。「日吉丸(ひよしまる)」と名付けられたが、顔が猿に似ていたことから人はみな「猿之介」と呼んだ。

 

実際には、秀吉は天文6年(1537)2月6日に尾張国中村(現在の名古屋市中村区)の身分の低い家で生まれたことがわかっていますが、『絵本太閤記』では、元旦生まれの秀吉はこの世に平和と繁栄をもたらす奇跡の子だったのだ、という演出で物語が始まります。

 

大阪城オンラインショップでは、2月6日の誕生日を記念し、秀吉に関連する図録やグッズを紹介しています。これらの品々を通して、秀吉のことをより深く知り、大阪城をより身近に感じていただければと思います。

 

図録 テーマ展「秀吉の生涯」

P7『絵本太閤記』

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