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  • 大阪城の たてものめぐり〈乾櫓編〉

こんにちは、大阪城オンラインショップです!
いつも全国たくさんの地域からのご訪問、ありがとうございます。

3月より大阪城の大手口多聞櫓・千貫櫓が期間限定で特別公開されていますが、4月27日(土)からは乾櫓(いぬいやぐら)の特別公開も始まります(公開期間は終了しました)。
ということで、今回のおはなしは「大阪城のたてものめぐり」第2弾として、乾櫓や周辺の見どころとともに、オンラインショップの関連商品をご紹介します。


9年ぶりの一般公開!乾櫓を体感しよう

乾櫓は、大阪城西の丸の乾(=戌亥、西北)の方角にある櫓。徳川幕府が大坂城の再築を始めた元和6年(1620)に創建された、城内最古の建造物のひとつです。


堀の外側(左)と城の内側(西の丸庭園側、右)からみた乾櫓。
写真からわかるように、L(エル)の字の形をした建物で、さらに1階と2階の面積が同じというめずらしい構造です。
また、堀の外側を中心に窓が26もあるのに対し、内側にはひとつもありません。城の外の監視を重視した建物だったことがよくわかります。

この乾櫓、江戸時代に2人の将軍が中に入ったことがわかっています。

ひとりは3代将軍徳川家光。寛永11年(1634)大坂城にやって来た家光は、それまで住民が負担していた土地にかかる税を今後永久に免除することを決定し、その合図として、乾櫓から金の采配を差し出して町人たちに知らせるというパフォーマンスを行いました。あらかじめ乾櫓が見える堀の外側に集まっていた町人たちは、櫓から差し出された金の采配を見て「ありがたい!」と歓声をあげました。

乾櫓の内部。家光がどの窓から采配を出したかはわかりませんが、同じ目線で堀の外側の様子を見ることができます。床板には美しい手斧(ちょうな)がけ。丁寧な仕事に思わずしゃがんで触れてみたくなります。

もうひとりは14代将軍徳川家茂。慶応2年(1866)、大坂城内を巡視したさい乾櫓に入っています。
この日家茂は、半日で10もの櫓を見て回ったとか。病弱なイメージで語られがちな家茂ですが、大坂城でエネルギッシュに活動していたエピソードが残されています。

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大阪城天守閣の図録『描かれた大坂城・写された大阪城』は、大阪城の歴史を絵画や写真でたどる一冊。乾櫓がL字形に描かれている江戸時代の平面図や、家茂も巡った櫓を撮影した古い写真などが掲載されています。

◆◆テーマ展『描かれた大坂城・写された大阪城』(商品ページはこちら)◆◆



石垣にも個性あり!西外堀の石垣をじっくり見てみよう

乾櫓を支える石垣にもご注目。乾櫓を堀の外側から見たあと大手口方面へ歩くと、高い石垣が続きます。ここは徳川幕府が大坂城の再築を始めた初期(第1期)のころ、主に九州の大名たちが分担して工事にあたった西外堀です。


石垣をよく見ると、石の接合部分を加工し、石どうしの隙間を少なくする「打ち込みハギ」という技法で、また石が横方向に並んでいない「乱積み」という不規則な積み方で築かれています。同じ大阪城内でも、場所によって石垣の積み方がけっこう違うんですよ。

この西外堀の石垣の特徴をモチーフにしたのが、『SENSHU SUI TOWEL』。石垣の違いを語りたいお城好きにはたまらないタオルです。

◆◆『SENSHU SUI TOWEL 西外堀の石垣』(商品ページはこちら)◆◆

もちろんアイデアがおもしろいだけではありません。こちらは日本初の国産タオルとして誕生した泉州タオル。吸水性にすぐれ、ふんわりとした肌触りが気持ちよく、開封後すぐに使えるのもうれしい点です。
普段使いだけでなく、お城めぐりやお城ランなどで気分をあげるアイテムとしていかがでしょうか。

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2回にわたって特別公開の櫓のご紹介をお送りしました。
乾櫓の公開期間については下記のほか、大阪城天守閣や大阪城公園のホームページなどをご確認ください。
皆様のご来城、お待ちしております!


【令和6 年 重要文化財 大阪城の櫓YAGURA 特別公開】※公開期間は終了しました
■多聞櫓・千貫櫓・乾櫓3 棟の特別公開
2024年4 月27 日(土)~2024年5 月6 日(月・振休)の連日
■乾櫓の限定公開
2024年5 月7 日(火)~令和6 年5 月19 日(日)の連日

※期間中、乾櫓に入場された方へ「特別記念符」をプレゼントします。


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